からだにえいたろう

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矢澤 一良 先生

  • 矢澤一良先生
    • 矢澤 一良先生
    • 早稲田大学 研究院教授 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所
      ヘルスフード科学部門 農学博士(20170421)

「からだにえいたろう」という機能性商品ブランドの所感

からだの健康を考える健康志向と、ウェルネスフードの需要は年々増加の傾向がみられ、様々な商品が世にでているが、まだまだ「美味しさ」にこだわりをもつ商品は少数派です。
今回、老舗和菓子屋である榮太樓ブランドからウェルネスフードの商品が出てくることは、大きな意味をもつと思います。
「からだにえいたろう」は是非とも健康維持と生活の中の食事バランスを整える「機能性おやつ」としてのけん引役として、ウェルネスフードのさらなる発展に貢献してくれることを期待します。

「スローカロリーどら焼き、よもぎ豆大福」の味やパッケージの所感

血糖値の上昇を緩やかにして抑制する甘味料「パラチノース」を使っている商品ですが、その機能性ばかりを表に出さないかわいらしさ、親しみやすさが感じられるパッケージにとても共感が持てます。見た目にもヒトを引き付けるところがありますね。
そして和菓子のしっかりとした甘さ、美味しさが感じられ、和菓子が好きなお年寄りも納得できる商品と思いますし、さすが「老舗榮太樓」、と感じてしまう商品ですね。
食べても美味しいにとどまらず、血糖値が心配な方にも喜んで食べて頂ける商品です。

パラチノースについてのお考え

パラチノースは砂糖が原料でありながら糖質(ブドウ糖)をゆっくり吸収する(低GIと言います)ため体に負担をかけにくいという特徴があり、
さらに血糖値の急激な上昇を抑制することから、砂糖と同じように料理に使えることに止まらず、血糖値を気にする方々へのウェルネスフードの可能性を広げられる甘味料と思います。

スローカロリーについてのお考え

血糖値の上昇を緩やかにして抑制する方法はこれまでもいろいろな方法が論じられております。
食事に含まれる日本人の摂取エネルギーの6割を占める「糖質」に着目し、それを無理に「減らす」「取らない」ではなく、
「糖質をとりつつ、体への消化吸収をゆっくりさせる」、とういう点に着目したスローカロリーの考え方は、消費者の選択肢を増やしますし、共感をもてます。
何よりも美味しさを変えることなく、健康維持や健康寿命を延ばすためにも大変良い考え方なのです。